カラダノコト

ときめきホルモンで、女子力アップ!

結婚前や付き合っていた頃は「この人のことが好きで好きでたまらない」と思っていても、結婚後しばらく経つと「そういえば、最近ドキドキしてないかも」となりがちに・・・。うららかな日差しに、身も心も躍る春。

あの頃のトキメキを思い出して見ませんか。

人の体は、様々なホルモンが働くことで、体調や感情が生まれます。特に女性は、好きな異性が現れると「あの人をふり向かせたい!」と、若返り効果のあるホルモンを分泌します。これが”美しさと若々しさの素”。「あの人のことが好き♥」「目が合ってドキドキした♥」といった恋する気持ちの時に働く【ときめきホルモン】に、今回は注目します。

恋愛も結婚もホルモン次第

ニューヨークで行われた研究によると、恋愛や結婚には”ときめき賞味期限”があり、期限はわずか12~18ヶ月、長くても4年は続かないのだとか。あまりにも短くて驚いてしまいますが、これにはちゃんと理由があるのです。

例えば、好きな相手の手に触れるとドキドキしますが、この時私たちの脳内にはPEA(フェニルエチルアミン)という恋愛に関係するホルモンが分泌されています。このPEAが増えると、気分が高揚し、”理性で気持ちをコントロールできない=恋してる状態”になります。しかしこのホルモンが分泌され過ぎると”まわりの意見を聞かず、冷静さを失う”、まさに「恋は盲目」状態に。
このPEAは、恋愛中にささいなことで不安になったり、ライバル登場に緊張したりと、精神的に不安定な状態の時にしか分泌されず、分泌し続けるのは人間の脳にとって良くないので、約3ヶ月~3年で減少するように自然と調節されます。つまり、どんなにラブラブなカップルも、緊張や不安定を感じながらずっと過ごし、PEAを分泌し続けることは難しいという訳です。

では、「結婚して何十年もずっとラブラブではいられないの?」と少し寂しくなった人もいるかもしれません。しかし、恋愛感情が落ち着くと出てくるホルモンもあります。それが、幸福ホルモン「エンドルフィン」。大好きな香りを嗅いだり、心地良い音楽を聴いた時にも分泌されるホルモンで、免疫細胞に働いて、老化を防止し、自然治癒力を高めて長生きできるという科学的なデータもあります。
ドキドキの恋愛状態もいいですが、4年後に愛着に変わった愛情を育み、若々しく長生きするのも良いと思いませんか。

ときめきホルモンの分泌を活発にする3つの方法
  • 何でも良いから、ときめくものを見つける。
  • しっかり運動、たっぷり睡眠。
  • 食事から、ホルモンの材料をとる。

1.何でも良いから、ときめくものを見つける。

「ときめく」というと、少し照れくさいかもしれませんが、大好きなものを見つけたら、♪♪気分になる。これで十分ときめいてる状態です。好きな映画を見ると♪、好きな音楽を聴いて♪、好きな食べ物を食べて♪、好きな異性の芸能人の出てるテレビを見て♪、楽しかった思い出やきれいな景色を思い出して♪、妄想でも、【ときめきホルモン】は活発に分泌されます。
「胸がときめくようなもの、私にはないわ」それは、あなたのときめきセンサーが鈍っているのかも。いろんなものに興味を持って、センサーにみがきをかけましょう。ときめきポイントは、あなたのまわりにもいっぱいあるはずです。

2.しっかり運動、たっぷり睡眠。

どんなホルモンの分泌も、規則正しい生活と質のよい睡眠があってこそ。朝決まった時間に起きて、朝日を浴びる。食事は決まった時間に3食きちんと食べる。なるべく歩く距離を増やす、脳をしっかり休めるため、夜は日付が変わる前に眠るなど、1日の生活サイクルを整えることで、【ときめきホルモン】も分泌されやすくなります。

3.食事から、ホルモンの材料をとる。

食事も【ときめきホルモン】分泌に大切な要素です。ホルモンの材料となる良質なたんぱく質を、肉や魚、大豆や卵などでしっかりととりましょう。新陳代謝を高める酵素を補うために、野菜をたっぷり食べることもお忘れなく。

まとめ

ちょっとしたコツで、【ときめきホルモン】の分泌は促せます。さらに、加齢とともに分泌量が減少する女性ホルモンも、ときめいてる状態を増やすことで、分泌量を増やすことができます。
ホルモンの話題になると、難しい用語や説明が度々出てきて、難解な分野だなぁと敬遠されがちですが、今回の【ときめきホルモン】は、調べる程に面白い分野でした。