カラダノコト

肌の乾燥対策は、内と外の両方で

明日は立春、暦の上では春ですが、まだまだ寒いですね。
実は2月は、1年でもっとも肌が乾燥する時期です。
肌の乾燥は、肌荒れやシワを招く要因となるため、潤いケアが必要です。

■肌の潤いは、食べることで保つ

とにもかくにも肌を乾燥から守るため、美容ドリンクを飲んだり、こまめに化粧水や保湿クリームを塗っているという方も多いのでは?
もちろんこれらも大切ですが、あくまで応急処置に過ぎません。
まずは肌の乾燥の根本的な改善を目指しましょう。

肌は、皮脂、セラミド、NMF(天然保湿因子)の3つで潤いを保っています。
この3つの組織は、乾燥や紫外線によるダメージを受けて古くなった細胞と、新しい細胞とを入れ替え続けています。この入れ替え作業がターンオーバー。
このターンオーバーに必要なのがたんぱく質や、ビタミンなど。

今は女性の9割がたんぱく質不足ともいわれるほど、足りていない女性がとても増えています。
髪も爪も血液も筋肉も、たんぱく質によって作られています。
このたんぱく質は、アミノ酸がたくさんつながってできたもので、なかでも人体では作り出せないアミノ酸を“必須アミノ酸”と呼んでいます。

特に肌の天然保湿因子やコラーゲンは、この“必須アミノ酸”を原料とするので、たんぱく質不足は肌トラブルに結びつきます。

まずは毎食、肉や魚や豆腐や卵などたんぱく質を多く含む食材を、片手に乗るくらいを目安に取り入れましょう。
そして、肌の潤いの80%を守るセラミドの材料となるリノール酸は、オリーブオイルやアボカドナッツなどから積極的に摂りましょう。