カラダノコト

冬の脱水症に気をつけよう

暖かいお部屋で過ごす時間が増える冬。気をつけたいのが“かくれ脱水”です。

■冬にも脱水にご用心!
あまり知られていませんが、乾燥が進む冬は、皮膚や呼吸から知らず知らずのうちに水分が失われる“不感蒸泄”が増えています。
また夏は汗をかくので、自然と飲み物に手が伸びるのですが、冬は喉の渇きを感じにくくなっているうえ、飲んで体が冷えるのがイヤなどの理由で水分補給量が減りがちです。

特に心配なのが、エアコンやヒーターなどをつけたままの就寝。
私たちの体は、睡眠中の体温を下げるために汗をかきます。もちろんそれは冬でも同じ。
暖かい部屋でしっかりお布団を掛けて寝るのなら、寝る前のコップ1杯の水が睡眠中の脱水予防に必須です。

喉が渇いたと感じた時には、すでに体は脱水状態。
こまめな水分補給が大切ですが、肌の乾燥が気になる、口の中に粘つきがある、ぼんやりする、便秘がちなど、体からのかくれ脱水シグナルにも早めに気づきましょう。

水分補給というと、水を連想しますが、体温め効果のある発酵茶(紅茶や緑茶)を飲んだり、水分と食物繊維が豊富なみかんやキウイなどの果物を食べるのも、立派な水分補給です。

また、部屋の湿度を50から60%に維持すると、インフルエンザなどのウイルスに感染しづらくなります。加湿器や洗濯物を干すなどして湿度管理もお忘れなく。