カラダノコト

栄養ドリンクはNGドリンク

11月に入り、いよいよ今年も残すところ2ヶ月。
年末にかけて忙しくなるこれからの時期に、もう一踏ん張りしたい時や、疲れを感じた時に、手をのばしちゃいそうなのが栄養ドリンクやエナジードリンク。

■その1本が隠れ疲労を増やす結果に
昔はおじさんが仕事で疲れた時にグビッと飲むイメージだった栄養ドリンク。
最近はエナジードリンクなども加わり、若い女の子も手に取るようになりました。

確かに飲むと、カラダがシャキン!頭もスッキリ!となった気がしますし、もうひとがんばりできそうな気持ちも湧いてきます。

しかしドリンクは、疲れているカラダを回復させてるわけではなく、カフェインや糖分で自律神経を興奮状態にして、疲れを先送りにしてるだけです。

カラダが若いうちはそれでもなんとかやりすごせますが、カラダの疲れ(=活性酸素からのダメージ)を蓄積させ続けては、年を重ねた先に必ずツケが回ってきます。そして、その代償を払う時に慌てても遅いのです。

では、疲労を回復するためになにをしたらいいのか…。
それは十分な休息と、カラダの疲労回復を助ける栄養成分を摂ること。

疲労回復に役立つ栄養と言えば、ビタミンB1、タウリン、アルギニンなどがありますが、実はタウリンは直接疲労回復に効果があるわけではありません。

自律神経の疲労回復には“イミダペプチド”を含む鶏むね肉。
ビタミンB1やぶどう糖を多く含む“飲む点滴”としても有名な甘酒。
体内の疲労物質や活性酸素を除去する“ビタミンE”が豊富なナッツ。
肉体疲労時に欲しい、必須アミノ酸、オメガ3、プロテインを含む卵。
他にも、緑黄色野菜や旬の柑橘類も疲労回復に効果的です。

糖分とカフェインで疲れから目をそらすよりも、おいしく食べてちゃんとカラダが回復する食生活を選んで、今年を元気に走りきりましょうね。