カラダノコト

年を重ねるごとに変化するPMS症状

生理が近くなると、なんだかイライラして怒りっぽくなったり、逆にどよーんとした気分から抜け出せなかったりと、生理の5日前辺りから、感情のコントロールが難しくなる女性は多いもの。
これは、PMS(月経前症候群)の症状のひとつ。

■生理5から10日前のこんな状態はPMSの可能性大
・イライラしがち
・憂うつになったり、不安な気持ちが強くなる
・むくみやすい
・眠気が強い
・頭痛や便秘が起きやすい

卵巣から分泌される女性ホルモン“エストロゲン”と“プロゲステロン”は、増減しながら月経サイクルを作っています。

排卵後1週間ほど経つと、これらの女性ホルモンと共に、心を落ち着かせる働きのあるセロトニンの分泌も低下し、イライラやうつうつを感じやすくなります。

日頃からストレスや疲労の多い生活をしている人ほど、症状が強く表れます。
また、PMSが心と身体に及ぼす影響は人それぞれで、年代によっても変化します。

20代は、強い生理痛に悩む事が多いせいか、頭痛や肩こりなど身体の症状が気になる傾向にあります。

30代になると、妻や母の役割を担ったり、仕事面でも責任ある立場になったりと、心も身体も頑張りすぎてしまい、PMSも強くなりがち。
むくみやアレルギー症状の他、攻撃的になるなどの心の変化が起きがちです。

40代では、食欲が増したり、頭が重い、心の変化では一人でいたくなったりと、20代30代とはまた違った症状が現れるようになります。

多かれ少なかれ誰にでもあるPMSは、生理が始まると収まります。

ストレスと疲れは、ため込まないようにこまめに解消。
ホルモンバランスが整いやすいように早めに就寝し7時間はしっかり睡眠をるなど、月に一度のPMS期と上手につきあえる生活を心がけましょう。